ここでは相続とは何かという説明と、相続手続きの流れを紹介します。
相続とは
相続とは、ある人が死亡したときに、死亡した人の財産を配偶者や子ども、兄弟などの親族が財産を引き継ぐことです。
遺産を引き継ぐ
親が亡くなったら自然と子どもに遺産が引き継がれると思う人もいるのではないでしょうか。
しかし次の世代がどこを指すのでしょうか、子どもがいなかったら誰が引き継ぐのでしょうか?
そこが問題です。
所有者が亡くなったらその財産やローンなどを所有、管理する人がいなくなってしまうので、誰が受け継ぐかを決めなければなりません。
ですからしっかりと次の世代に受け継ぐよう取り決めて、安全に公平に私有財産を維持することが必要なのです。その過程を相続と呼びます。
相続はいつ発生するのか
相続が発生するのはいつだと思いますか?
民法には「相続は被相続人の死亡によって開始する」とあります。
相続するものにもよりますが、ほとんどの事項に期限が設けられているため、なるべく早めに手続きを行わなければなりません。
一般的な遺産相続手続きの流れ
相続には正式な手続きが必要です。死亡後に必要な手続きの中でも、一般の方にとって最もわかりにくいと思われる遺産相続手続きの一般的な流れについて簡単にまとめました。
1. 相続の開始 (被相続人の死亡)
※被相続人…財産を残して亡くなった方のことを被相続人といいます。
※相続人…財産を受け継ぐ人のことを相続人といいます。
2. 遺言書の確認 (相続人や相続財産の確認)
遺言書の確認と相続人および相続財産 (遺産) の調査・確定をします。
亡くなった人の「死亡から出生にさかのぼる全ての戸籍」を集める必要があります。転籍・分家・婚姻・縁組などによって何回も別の区市町村に移転しているという場合がほとんどですので過去に本籍を置いていた全ての役所で戸籍を収集する作業が必要となります。
同時に、被相続人の所得税の申告 (準確定申告) をします。
※準確定申告は4ヶ月以内にしなければなりません。
3. 相続放棄
相続を承認するか放棄するかを決定します。
相続を放棄する手続きを行うこともできます。
その場合は3ヶ月以内に家庭裁判所に必要書類を提出します。
4. 遺言書がある場合「検認」
遺言書がある場合は、家庭裁判所での検認が必要となります。
遺言書の検認については下記リンク先に詳しい説明をまとめました。
5. 遺言書がない場合「遺産分割協議」
遺言書がない場合は、相続人どうしで具体的な遺産の分配について話し合います。
6. 名義変更や解約手続き
遺産分配が決まったら、各財産の名義変更などの手続きを行います。
主な相続手続きの種類を下記リンク先にまとめました。
7. 相続税の納付
相続財産が一定額以上の場合は相続税の納付が必要です。
相続手続きは専門家へ依頼
遺産相続に関する手続きはみやざわ司法書士事務所が引き受けます。
身近な方が亡くなった後、数々の相続手続きをこなすのは、ご遺族の方にとっては大変お辛いことと思います。しかし、限られた時間の中で処理すべき手続きはたくさんあるのが現実です。
みやざわ司法書士事務所では、相続の手続き業務を得意としています。
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