株式譲渡制限とは
定款で会社が許可した人のみに株式の譲渡を認める規定を設けることです。
株式譲渡制限のある会社を非公開会社、株式譲渡制限のない会社を公開会社といいます。
株式譲渡制限のメリット
取締役の任期を延長できる
取締役の任期は通常は2年になりますが、非公開会社の場合には10年まで任期の延長が可能です。
取締役会を設置しなくてもよい
公開会社の場合には取締役会の設置義務があり、取締役3名以上、監査役1名以上が必要になります。
非公開会社なら取締役会を設置しなくてもよいため、取締役は1人でも可能です。
株主総会の招集期間を短縮できる
通常、株主総会の招集は2週間前までにしなければなりませんが、非公開会社の場合には1週間前までに短縮することができます。
取締役の資格を限定できる
非公開会社の場合には、取締役を株主に限る旨を定款で定めることができます。